診療科等のご案内

放射線科

充実の設備と思いやりで、安全な放射線医療を。

患者さまに優しい思いやりのある検査・治療を目指しています。また、検査の種類によっては予約制をとっており患者さまの待ち時間が短縮できるよう努力しております。 地域医療機関と連携をはかり、CT・MRI等の予約、及び検査を行っています。各種画像診断や放射線治療を行っています。

使用装置と検査について

各使用装置と検査についての概要を解説していますので、ぜひチェックしてください!

放射線被曝について

1.放射線の種類
自然放射線 日常生活の中でどこにいても宇宙や大地、そして食べ物を通じて放射線を受けている。* 年間 約1.1mSv(宇宙線 約0.38mSv、大地0.46mSv、食べ物 約0.24mSv)
人工放射線 医療用検査・治療などに使われる放射線、工業や農業の分野で使われている放射線、原子力発電に伴う放射線。
2.放射線の単位
グレイ(Gy) 吸収線量の単位:人体がどれだけ放射線を吸収したかを示す量。物質1kgが吸収したエネルギ−が1ジュ−ル(0.239カロリ−)であるとき1Gyとする。
シ−ベルト(Sv) 線量当量(被曝線量)の単位:放射線から身体を守るために考えた場合、その影響の程度を表すために用いる単位であり、その単位としてシ−ベルト(Sv)が使用される。
3. なぜ、放射線は体に悪いの?

1Svの被曝によって、ヒトの染色体46本上のDNAは約1000箇所に傷がつくとされています。

4.放射線の身体への影響
確定的影響 あるしきい値以上の線量を受けたときに発生する影響。
確率的影響 線量によって発生確率が増加していく影響で放射線防護上しきい値はないとされています。
身体的影響
○ 急性障害

放射線被曝を受けた直後、又は数時間後から数日で現れる障害。

  • 急性放射線症候群(骨髄障害、消化器障害、神経障害)
  • 皮膚の紅斑
  • 脱毛
  • 不妊
○ 晩発性障害

放射線被曝を受けて数年から数十年後に人体に現れる障害。

  • 白内障
  • ガン
  • 白血病
遺伝的障害 遺伝子を通して子孫に伝わる影響。
5. 胎児に対する影響

胎児の細胞は、非常に高い感受性を示します。放射線被曝を受けた胎児の発育段階により胎児に現れる放射線影響の種類が異なることが大きな特徴です。放射線影響の観点から胎児期は、着床前期(胞胚期)・器官形成期・胎児期の3つの時期に分類します。

着床前期 受精から胚が子宮壁に着床するまでの期間(〜受精後8日まで)
影響…胚の死亡
しきい線量は0.05〜0.1Gy(胸部写真378枚分)
死亡か正常児かであり、出生した子供には奇形等の影響は起こらない。
器官形成期 着床〜妊娠8週
影響…奇形が発生すること多い。重症の奇形の場合、出生時に死亡することも多いです。脳(水頭症、無脳症)・眼(小眼症)・骨格(四肢異常)の奇形
しきい線量は0.1〜0.15Gy(胸部写真769枚分)
器官形成期以外の時期での被曝では、奇形は発生しない。
胎児期 妊娠8週〜出生まで
影響…精神発達遅滞(知恵遅れ)、発育遅滞
しきい線量は0.12〜0.2Gy(胸部写真923枚分)
6.X線検査の危険度

平均的なX線検査の危険度は、日常の生活環境での多くの危険要因で比較してみますと下図のようになります。

寿命の短縮からみたリスクの比較
リスク 短縮日数
X線検査による被曝 6日
コ−ヒ− 6日
自然放射線 8日
130日
自動車事故 207日
肥満(20%) 900日
たばこ 2250日
宇宙線での被曝(海外旅行などでの飛行機で)
路線 被曝線量
成田−ロサンゼルス路線 54.1μSv
成田−シカゴ路線 75.1μSv
成田−ロントン路線 76.1μSv
成田−シドニ−路線 23.8μSv
成田−ホノルル路線 27.5μSv