医療機関の方へ

看護部長あいさつ

患者さまの笑顔のために、質の高い看護を提供します。

みなさん、はじめまして。
国家公務員共済組合連合会 水府病院 看護部長の中西 京子です。

一人ひとりの役割と責任が大きくならざるをえない少子高齢化という新しい時代を迎え、理想とされるべき看護師像や看護師に求められる資質もまた大きく変わろうとしています。

「病院看護」新時代。

個人や企業、各種の施設など、看護が行われる場は多様化の一途を辿っています。その一方、病院で行う看護、「病院看護」がそれらとははっきりと区別される、固有の看護領域として脚光を浴びるとともに、独自の学問分野として構築し直そうという動きも加速しています。つまり、家庭看護から分化、発展を遂げてきた、この、古くて新しい病院看護がその本来の姿をみせ始めたともいえます。

こうした動きを後押ししてきたのが、昨今の医療制度改革であることはいうまでもありません。そのポイントは三つあります。第一に、「地域に根差した医療」です。国民皆保険の制度理念に一致した、病院や医療は健康な人たちを含めた、地域住民みなさんのものであるという原点に立ち返る考え方です。第二に、入院患者の平均在院日数の短縮など、患者ニーズに立脚した「患者さん中心の医療」の実現です。第三に、医師一人当たりの生産性を高めるための「チーム医療」の拡充です。

その結果、病院看護に新たな魅力や可能性が生まれつつあります。看護部も新たな状況に対応すべく、二つのスローガンを掲げ、病院看護師としての品格を陶冶する「しなやかな看護」を追求しています。

看護力を、経営力に。

患者さん中心の医療の実現は、チーム医療の拡充を前提とします。つまり、医療における生産性や効率性の問題が患者、そして医療従事者から選ばれる病院の新たな基準として明確に措定されたことを意味しています。コスト意識や経済概念の涵養が利用者である患者はもとより、医師、看護師をはじめとする病院で働くすべての成員にとって共有されるべき課題と位置づけられています。

看護師は患者ニーズを的確に把握し、チーム医療の推進者として中心的な役割を担い、医療チームを一つにまとめていくための高度な情報分析力やコミュニケーション力が不可欠です。

病院力を、地域力に。

地域に根差した医療と関わって、とくに地方では経済が疲弊し、商工業者、自治組織など地域コミュニティーの担い手が求心力を失いつつあるなか、病院が主体的にその役割を引き受けるべきであるという考え方です。つまり、病院全体として、疾病予防、啓発といった従来型の社会貢献に加え、大学など地域機関と連携し、地域住民のみなさんの日常生活のレベルでの連帯、協同を促す、地域力再生に向けた活動にも新たに取り組みます。

私たち看護部は、このような全方位的活動を通して、地域住民のみなさんから愛され、信頼される病院づくりを一丸となって目指します。また、働く看護師にとっては日々の仕事に価値を見いだせ、生きがいも感じられる、本当の意味で「感謝される仕事」「役に立つ仕事」に値する病院看護の実現に努めます。

看護部長 中西 京子